公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

インフォメーションINFORMATION

普及委員会の見解2

2004年05月19日
普及委員会
「競技別4」を行なわない理由。
1)競技力向上に携わる指導者を1本化するため。
「競技別3」「競技別4」の両方を実施する場合、講習会主催者側が3と4の講習内容に、 差をつけることが困難であること、また受講者側も、「競技別3」の受講者であっても 「競技別4」の受講者と同等の情報を求めないはずはなく、ボート協会としてはいずれか一方のみを実施し、 競技力向上に携わる指導者を一本化することとした。
次に、「競技別3」と「競技別4」の選択にあたり、「競技別4」を実施する場合、共通科目の集合講習時間が増えること、 受講資格の年齢条件が引き上げられることから、日本ボート協会としては「競技別3」を選択した。
2)ナショナルコーチだけに求められる特別な能力が見出せないため。
近年のナショナルチームの海外遠征には多くのスタッフが帯同しており、彼らの活躍により、 ナショナルコーチに求められる能力・資質は、ナショナルコーチでないコーチに求められる能力・資質と大差がなくなってきている。
3)資格更新ポイント制(別紙参照)を導入し、継続的な学習機会の場を提供していくため。
新制度では競技力向上を目的とする指導者は「競技別3」のみとなり、 旧制度におけるC級→B級→A級というステップアップによる継続的な学習機会が失われるが、 今回新たに資格更新ポイント制(別紙参照)を導入し、公認指導者講習会の一部科目のみの受講(単科受講)、 コーチカンファレンス(別紙参照)等の継続的な学習のための機会を提供し、指導者の知識・情報のアップデート、 指導者間の情報共有、情報交換を図っていく。