わが国で最初にボートが漕がれたのは、慶応の年代から明治に移り近代化の波が押し寄せようとした時代に遡るといわれています。 当初は未知のスポーツと取り組み、幾多の苦難の道を辿りながら、今日ようやく世界の水準に近づき、世界の仲間入りが出来るようになったと言えると思います。
ボートがお目見えしてから約130年、日本漕艇協会創立以来80余年の足取りを、略史として振り返り皆さんの参考に供したいと思います。 (さらに詳しくは「漕艇75年」「JARADATA FILE」「月刊Rowing」などを参照してください。)
| 年号(西暦) | ボート関係特記事項 |
|---|---|
| 慶応2年(1866) | 横浜山下町に外人ボートクラブ創立 |
| 明治2年(1869) | 英艦の水兵が横浜でボートレース実施 |
| 8年(1875) | 指導者、W.ストレンジ氏(英国人)来日 |
| 10年(1877) | 大学南校(東京大の前身)が外国船搭載のボートを購入 |
| 15年(1882) | 体育伝習所(筑波大の前身)がボート2隻を新造 |
| 20年(1887) |
東大、一橋大が初めて校内競漕会を開催 一高・高商(一橋大の前身)の対校レースが始まる |
| 28年(1895) | 琵琶湖連合競漕大会を大津市で開催 |
| 29年(1896) | 北海道端艇会競漕を小樽市で開催 |
| 34年(1901) | 第1回全国中等学校端艇競漕大会(琵琶湖) |
| 38年(1905) | 第1回早慶対校レース開催(隅田川・1250m) |
| 44年(1911) |
東大が6人漕ぎシェル艇を英国に発注・建造
(これまでの使用艇は、バッテーラ、カッター、フィックス、ヨール艇、クリンカー艇 等であった。)
|
| 大正8年(1919) | シェル艇による日本最初の対校レース開催(東大対早大) |
| 9年(1920) |
6月 日本漕艇協会創立 10月 第1回関東大学高専選手権(エイト)(隅田川・2マイル)現在の全日本選手権の始まり |
| 12年(1923) | 9月 関東大震災のため被害甚大、競漕会中止 |
| 14年(1925) |
3月 日本体育協会に加盟 10月 第1回全国中学選手権(固定席艇)(昭和17年まで) |
| 昭和3年(1928) |
日本漕艇協会に関東、関西両支部を設置 7月 オリンピック(アムステルダム)に初参加(舵手つきフォア、シングルスカル) 9月 第1回関西大学高専選手権(淀川新コース・2000メートル) 9月 第1回全日本大学高専選手権(秩父宮杯下賜) |
| 5年(1930) | 9月 NHKがラジオで初のボートレース中継放送 |
| 11年(1936) |
6月 英国マロー・レガッタで東大エイトが優勝 7月 IOC総会で第12回オリンピック大会(1940)の東京開催決定 ※13年(1938)7月 東京オリンピック開催返上決定 |
| 12年(1937) | 5月 戸田オリンピック・コース起工式挙行 |
| 15年(1940) | 10月 戸田コース完成、入水式挙行 |
| 19年(1944) | 戦局悪化にともない、競漕会はすべて中止される |
| 20年(1945) | 11月 戦後初のレースを向島で開催(エイト参加は2校のみ) |
| 21年(1946) |
10月 関東インターカレッジ復活開催 11月 第1回国民体育大会漕艇競技(瀬田川) |
| 24年(1949) | 国体にナックルフォアを正式種目として採用 |
| 26年(1951) | 9月 第1回社会人実業団選手権(瀬田川) |
| 28年(1953) | 8月 第1回全日本高等学校選手権(瀬田川) |
| 29年(1954) |
全日本選手権にケンブリッジ大(エイト)を招待 ※ 34年(1959) オックスフォード大(エイト)を招待 |
| 35年(1960) | 11月 第1回全日本ジュニア選手権開催:昭和45年から全日本新人選手権に変更 |
| 36年(1961) |
7月 第1回オックスフォード盾レガッタ 西独キール大、米国ワシントンRCクルーを招待 日独、日米対抗レガッタを開催 |
| 37年(1962) | 9月 第1回世界漕艇選手権(スイス・ルツエルン) |
| 39年(1964) |
9月 社団法人日本漕艇協会 設立認可 10月 第18回東京オリンピック大会開催(戸田コース)(11~15) |
| 40年(1965) | 6月 「月刊漕艇」第1号発行 |
| 43年(1968) | 国体にシングルスカル種目を採用 |
| 44年(1969) |
秩父宮妃優勝杯(男子)、優勝旗(女子)下賜 国体のフィツクス種目を廃止 |
| 45年(1970) |
8月 第1回全日本女子選手権(岐阜・川辺) (日本漕艇協会創立50周年) |
| 46年(1971) | 7月 世界ジュニア選手権に選手を派遣(ユーゴ・ブレド) |
| 49年(1974) |
8月 高校総体に舵手つきフォア種目を採用 8月 第1回全日本大学選手権(荒天のため決勝レース中止) |
| 53年(1978) | 早慶定期戦が隅田川へ復活開催 |
| 54年(1979) | 6月 第1回全日本軽量級選手権 |
| 55年(1980) |
モスクワ・オリンピック不参加を決定 6月 第1回国際大学漕艇選手権(ユニバシアード)(イタリア・ミラノ) |
| 56年(1981) |
7月 第2回国際大学漕艇選手権エイト(東京大)が優勝 7月 第1回全国中学選手権(浜松・佐鳴湖) |
| 57年(1982) | 11月 アジア漕艇連盟(ARF)設立(インド・ジャイプール) |
| 60年(1985) | 11月 第1回アジア漕艇選手権(香港) |
| 61年(1986) | 9月 第10回アジア競技大会(ソウル)で金1、銀3、銅3を獲得 |
| 平成元年(1989) | 第1回マシンローイング大会 |
| 2年(1990) | 3月 第1回全国高等学校選抜競漕大会(静岡・天竜) |
| 3年(1991) |
8月・9月 高校総体・国体のナックルフォア種目を廃止 10月 第4回アジア漕艇選手権を戸田で開催 |
| 4年(1992) | 8月 全日本大学選手権M8+に三笠宮優勝杯下賜 |
| 5年(1993) | 5月 第1回東アジア競技大会漕艇競技(中国・上海) |
| 6年(1994) | 10月 第12回アジア競技大会漕艇競技を広島・芦田川で開催 |
| 7年(1995) |
6月 日本漕艇協会創立75周年を迎える(11月記念式典開催) 6月 NHKが全日本選手権決勝レースをテレビ放映開始 |
| 9年(1997) | 11月 第7回アジア漕艇選手権でM8+が優勝(台湾・宣蘭県) |
| 10年(1998) | 4月 日漕が「日本ボート協会」に名称変更 |
| 11年(1999) | 10月 第8回アジア・ボート選手権を宮城県、長沼で開催 |
| 12年(2000) |
8月 世界選手権大会でLM4×が五輪・世界選手権を通じ日本勢として初優勝を果たす。 9月 シドニー・オリンピック・LM4× 6位入賞(オリンピック史上初の入賞) |
| 15年(2003) |
6月 第1回全日本ジュニア選手権(熊本・斑蛇口湖) |
| 16年(2004) | 8月 アテネ・オリンピックでLM2×が、決勝進出、2000年シドニー・オリンピックに続いて6位入賞 |
| 17年(2005) | 8月 2005年FISA世界ボート選手権大会開催56の国と地域、319クルー参加(岐阜・長谷川) |
| 18年(2006) | 12月 第15回アジア漕艇選手権で、金メダル2(M4-・LM2×)、銀メダル3(LM1×・W1×・LW2×)を獲得(カタール・ドーハ) |
| 20年(2008) |
5月 第1回全日本マスターズレガッタ開催(愛知・愛知池) 8月 第29回オリンピック開催(北京・順義水上公園) |
| 21年(2009) |
4月 ナショナルチーム Crew JAPAN活動開始 7月 世界U23ボート選手権でLM4-が銀メダルを獲得(全15クルー出漕) オリンピック種目、スイープ種目で初の快挙(チェコ・ラシセ ) |