公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

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「女性アスリート向け研修」を開催しました

2019年12月10日
アスリート委員会
「女性アスリート向け研修」を開催しました

2019年11月30日、戸田公園管理事務所において、「女性アスリート向け研修」を開催しました。

近年、特に関心の高い「スポーツ女性向け生理ケアの基本」や「スポーツにおけるセクハラ・パワハラ」をテーマに選び、実施いたしました。短い時間でしたが、参加者からは今日から活かせる内容だった、とてもわかりやすかった等の意見がよせられました。

1.「スポーツ女性向け生理ケアの基本」 浜田美咲氏

生理ケアについて正しい知識をもつことの大切さ、生理用品のナプキン以外の選択肢、女性アスリート向けのタンポンの紹介などをとおして、いかにアクティブに競技生活を過ごすか、生理という課題に前向きに向き合える方法などのお話がありました。

2.「スポーツにおけるセクハラ・パワハラ」 小林貴恵氏

セクハラやパワハラとはなにかというハラスメントの線引きの基準や、ハラスメントから身を守る方法などについて、身近な例を挙げながら説明がされました。また、ハラスメントに遭ってしまった時には、我慢はしないでほしいというメッセージと共に、どうすればよいのかということも具体的に説明がありました。研修の参加者の多くが大学チーム所属選手だったこともあり、大学チームで起こりうる例など参加者目線の内容が提供されました。

約150名が参加し、時にはうなずいたり、どよめきが起きたり、どちらのテーマについても関心の高さがうかがえました。女子選手が増える中、継続して女性アスリートやコーチへ向けた研修を行っていく必要性を実感する研修となりました。

協力:関東大学女子ローイングクラブ

<テーマ1.講師プロフィール>講師:浜田美咲

1983年埼玉県生まれ。浦和第一女子高校、早稲田大学卒、戸田中央総合病院RC所属。

中学までは競泳、高校からボートを始める。大学2年時にU23日本代表に選抜され、日本代表活動開始。2008年北京オリンピックにて、軽量級ダブルスカル9位。2011年に一度引退し、結婚、出産を経て、2016年全日本選手権よりママアスリートとして復帰。2018年全日本選手権にて舵手なしペア準優勝を最後に引退。現在は戸田中央総合病院RCアドバイザー。

<テーマ2.講師プロフィール>講師:小林貴恵

2006年一橋大学卒、2010年早稲田大学大学院法務研究科卒、2011年12月弁護士登録、2012年よりTMI総合法律事務所にて勤務。

大学時代、一橋ボート部にて漕手として4年間活動し、大学卒業後、ロースクールを経て、司法試験に合格。企業法務を専門としており、企業向けのハラスメント研修の講師なども務めている。

2018年、公益社団法人日本ボート協会の理事に就任。ボート協会の内部通報窓口も担当している。