公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

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東京2020ボート競技場が確定

2015年03月05日
公益社団法人日本ボート協会
東京2020ボート競技場が確定

国際オリンピック委員会(IOC)は、東京2020オリンピックボート競技場は、海の森国際レガッタコースとすることを告知しました。

東京2020組織委員会は、アジェンダ2020オリンピック精神に基づき、大会マスタープランの見直しを行ってきました。その結果、3種目(バスケットボール・馬術・カヌースラローム)について、立候補時の競技場を変更することになりました。

ローイングは、カヌースプリントとともに海の森国際レガッタコースで行われることになります。海の森国際レガッタコースは東京の中心部にあり、また東京湾に面して作られる選手村からも非常に近い位置にあります。

ジャン-クリストフ・ロランドFISA(世界ボート連盟)会長は、次のように話しています。

「世界ボート連盟としては、この競技場が東京大会の会場として確認されたことを大変喜んでいます。その理由は、この競技場はとても美しく雄大で、オリンピック競技大会の中心地に近いところにあり、ローイングスポーツのために貢献できるからです。世界ボート連盟は、IOCのアジェンダ2020の主導の下、IOCおよび組織委員会と緊密に協力し合い、わたしたちのボート競技と選手のために、そして組織委員会の予算にとっても、最良の解決策を見出しました。

絵になるような東京ゲートブリッジ近くに位置するこのコースは、わたしたちのローイングスポーツにユニークな道を示してくれるであろう。

そして“海の森”は、東京にとって重要な遺産となるでしょう。

若者が水辺とその環境とに密接に関係したスポーツに参加して、その喜びを満足できるまで容易に体験できる場を提供してくれるであろう。」

ジョン・コーツ 東京2020オリンピック競技IOC調整委員長は、次のように語っています。

「“海の森水路”は、都市東京が長い時間をかけて開発している海の森地区の一部となっています。わたしたちは、東京という町が、東京都と都民の遺産を残すために、非常に長い時間をかけて投資を行っていることに敬意を表します。

東京都庁は、“海の森”の開発を遺産計画として断固たる長期展望をもって進めておられます。そしてオリンピックをその開発の触媒として上手に取り組んでおられます。

大会に向けての追加投資により、“海の森”は、将来的にはエリート競技者と一般の人の両方が水辺のスポーツを楽しめる場となるでしょう。」