公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

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アジア初!2011 FISA World Rowing Tourを琵琶湖で開催

2011年06月23日
広報委員会
2011 FISA World Rowing Tour

2011(平成23)年6月4日(土)から6月11日(土)まで、滋賀県の琵琶湖で「2011 FISA World Rowing Tour Japan」が開催されました。 FISAツアーとは世界各国の風光めいびな水域を約1週間かけてRowingを楽しむ「遠漕イベント」で、今年でちょうど40年目でした。 今回のJapanツアーは12カ国39人と国内3人の計42人が参加し、琵琶湖の周囲180kmを1週間かけて完漕しました。 アジアでFISAツアーが行われたのは初めてです。

FISAツアーは、国際ボート連盟(FISA) の年中イベントで、開催国の中核協会と共催で行われます。 目的はRowingを通じた文化体験と各国の漕友との交流です。 最初のツアーは1971(昭和46)年で、場所はドイツ、オーストリア、スイスの国境にあるボーデン湖でした。

今回のJapanツアーは滋賀県ボート協会と(NPO)瀬田漕艇倶楽部が主管を務めました。 ボートは琵琶湖漕艇場のカーボンナックルフォア7艇と京都大ボート部のカーボンナックルシックス1艇が使われました。 いずれも新艇で、すべてスカルリガーに換装しました。

まず6月4日(土)のウェルカムパーティー(歓迎会)から始まりました。 スタッフは着物姿となり、お茶とお琴で参加者をもてなしました。 翌5日(日)から11日(土)の6日間を漕ぎ続け、8日(水)のみ比叡山・延暦寺で座禅を体験し、精進料理で舌鼓を打ちました。 最終日は京都大、龍谷大、滋賀大経済学部、滋賀大教育学部、大津高、朱雀高、瀬田中の各ボート部員の約200人が各艇庫前から一行を出迎えました。 また夕方からは瀬田漕艇倶楽部の船台でフェアウェルパーティ(お別れ会)を行い、地元の盆踊りである「江州音頭」で幕を閉じました。

期間中はずっと天候に恵まれ、参加者からは「これまでのFISAツアーで最も良かった」「日本文化を想像以上に堪能できた」と大好評でした。

次回、2012(平成24)年のFISAツアーはカナダで行われる予定です。

出発準備を急ぐツアー一行
いよいよツアー出発
琵琶湖西部・白髭神社へ湖上から参拝
琵琶湖北部・竹生島に到着
琵琶湖東部・多景島を湖上から観光
一行を出迎える大津高、滋賀大経済学部、滋賀大教育学部の部員たち
「おかえりなさい!」と声を掛ける
朱雀高の部員たち
一行に駆け寄る京都大と龍谷大の部員たち

◆2011 FISA World Rowing Tour Japan概要

主催
国際ボート連盟・社団法人日本ボート協会
主管
滋賀県ボート協会、NPO法人瀬田漕艇倶楽部
後援
滋賀県、大津市、守山市、高島市、長浜市、彦根市、近江八幡市
協力
滋賀県立琵琶湖漕艇場、京都大ボート部、立命館大ボート部、滋賀県ドラゴンボート協会

◆ツアー全行程

◆写真集

◆動画(オノ・フィルバート氏 撮影)

◆NPO法人瀬田漕艇倶楽部 FISAツアー報告サイト