公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

インフォメーションINFORMATION

アジア選手権派遣選手決定

2009年10月05日
競技力向上委員会

11月4日~8日に台湾で開催されますアジア選手権、アジアジュニア選手権については、 8月25日開催の選考会で、アジアジュニア選手権派遣選手が決定し、 シニアの方の派遣選手決定作業をしておりましたがこの度下記のように決定いたしましたのでご報告いたします。

アジア選手権派遣クルーの決定について

アジア選手権については、(1)Crew JAPANメンバーからの派遣、(2)チャレンジプログラムの一環として 全日本選手権優勝団体の派遣を行うことで8月度の日本ボート協会の理事会の承認を得ております。 また、(2)については選考委員会を設置し、種目ごとに派遣の有無を決定することも理事会で承認されております。

Crew JAPANについては、12月に香港で開催される東アジア競技大会との兼ね合いから、 世界選手権を戦って東アジアにも同メンバーで出漕するクルー(具体的には、LM1x武田大作、 LW1x岩本亜希子、LM4-大元英照・片岡勇・須田貴浩・佐藤芳則)については、 アジア選手権の出漕は見送り、東アジア競技大会への準備を優先してもらうこととしました。

アジア選手権には、主に若手を中心に別紙1で示しますCrew JAPANを派遣し、 中長期的な強化に繋げてまいりたいと考えております。

チャレンジプログラムに基づく全日本選手権優勝団体の派遣につきましては、 選考委員会(メンバー;舘理事長、朝倉競技力向上委員長、Maxrathヘッドコーチ)の審議により別紙2のように決定いたしましたが、 審議のポイントについてご説明いたします。
まず、優勝団体の派遣については、極端にレベルの低い種目は見当たらず、 チャレンジプログラムの趣旨にのっとり団体が希望すれば全てのアジア選手権実施種目について派遣の資格を与えることとしました。 (ただし、W4x+にはW4xへの派遣資格を与えます)
次に、上位団体が辞退した場合、水準の高い種目については3位までの団体に派遣資格を与えることとしておりましたが、 これについては、別紙2にあるように、その種目の水準を世界ベストタイムからの乖離で測ることで定める方法を採用いたしました。 言い換えますと世界ベストタイム(軽量級のベストタイムを採用)を艇の速度に置き換え、 その速度と今回のタイムの速度との比較を用いました。これは、今回の全日本選手権決勝が、 大変穏やかなコンディションで各種目のタイム比較を上記のような方法で行っても大きな不公平が生じないという判断によるものです。
この水準については、NTT東日本東京の軽量級エイトが世界選手権で4位に入賞したことを受けて、 エイトの水準を一つのメルクマールと考えて、世界ベストタイムの93%以上を高い水準と判断いたしました。
具体的な状況については、別紙2をご覧ください。

結果として、別紙1のとおり今回のアジア選手権、アジアジュニア選手権にはCrew JAPAN(シニア、ジュニア)、 個別団体合わせて16クルー、ダブルワークも含めると最大20種目に出漕することになります。

皆様の変わらぬご声援をお願い申し上げます。