公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

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Crew JAPANが参加する今週末のKoninklijke Holland Beker Regattaて何?

2009年06月24日
Crew JAPAN事務局

Crew JAPAN(シニア)の国際レース第2戦(6月27日、28日:アムステルダム)のKoninklijke Holland Beker Regattaについて調べてみました。 今週末も応援よろしくお願い申し上げます。

Koninklijke Holland Beker Regatta て何?

今週末、オランダ、アムステルダムで開催されるKoninklijke Holland Beker Regatta。 Crew JAPAN(シニア)にとっては2戦目の国際レースとなります。

このレガッタのことを知っている人は、日本ではあまりいないようです。Crew JAPAN事務局も知りませんでした。 ヘッドコーチ、マックスがこれに出ようと言い出したときは、 アムステルダムで開催のやや淋しい国際レースと思っていましたが、調べてみると、 これがオランダが誇る由緒正しきレガッタだと分かってきました。

その歴史は古く、1886年にまで遡ります。その頃、多かったプロの漕手を排除して、 「アマチュア」のみでシングルスカルの腕を競おうと、オランダの「紳士」たちが語り合って始まったそうです。 従って、現在に至るまでこのレガッタのメインイベントはシングルスカルのレース(現在は男女のオープンと男女のジュニアの4種目がメインイベントとして位置付けられています。 残念ながら軽量級のシングルスカルはその他の種目扱い)で、2日間で予選、敗者復活、準決勝、決勝のレースが行われます。 その他の種目は、土曜日、日曜日それぞれで予選と決勝を行うスケジュールになっています。従って、Crew JAPAN(シニア)は、 土曜日と日曜日、それぞれ違う組み合わせで午前中に予選を戦い、勝ち上がれば午後に決勝を戦うというスケジュールになります。

それにしてもKoninklijke Holland Beker Regattaという名前はどういう意味を持っているのでしょう? 特にKoninklijkeという単語、どう発音していいかも分かりません。 多分、「婚約行け」ぐらいに発音すれば現地でも通じるのではないでしょうか。 この単語、実はそんな冗談が通じない意味、英語に訳すとRoyalということなんだそうです。 英国のヘンレーロイヤルレガッタは有名ですが、オランダ版のロイヤルレガッタのようです。 その後のHolland はオランダだと推測しますが、なぜBekerかは分かりませんでした。 Crew JAPANメンバーが現地で聞いてきてくれるでしょう。

ヘンレーの名前を出しましたが、このレガッタ、(1)それぞれの国のボート協会ではなく任意団体の主催であること、 (2)大型のテントで豪華な食事を楽しみ、屋外ではピクニック気分で観戦、 とヘンレーとの共通点が多々見られます。Crew JAPANメンバーもレースへの集中も大事ですが、 世界選手権に向けて良い意味でこのレガッタをエンジョイしてもらいたいものです。

詳しくは、www.hollandbeker.nlをご覧ください。立派なサイトです。