第35回全国インドアローイング静岡県B大会


2022(令和4)年12月17日(土)と18日(日)の2日間、「第35回全国インドアローイング静岡県B大会」を開催しました。新規の参加者を含め、さまざまな年代の選手133人のエントリーがありました(主管:静岡県ボート協会)。

第35回全国インドアローイング静岡県B大会
佐鳴湖会場:小学生から社会人まで幅広く参加
第35回全国インドアローイング静岡県B大会
沼津会場:東部地区高校の生徒が中心で参加

静岡県においてはコロナ禍においての行動制限などは緩和されてきましたが、いまだ感染状況が収まっていません。こうした状況を鑑み、感染拡大防止のため、浜松市の佐鳴湖、新居、天竜、湖西、および沼津市という水域ごと、5つの会場に分けての分散開催としました。また、人が多く集まる水域に関しては屋外で、屋内においても換気、マシン設置の間隔を考えることや、消毒などの感染対策を徹底して、大会を実施しました。

3年ぶりの開催とあって県内全体の参加者数に関してはコロナ禍前の水準とまではなりませんでした。しかし、ここまでの自身の実力を大いに発揮できるよう選手同士が競い合う姿が各会場で見られ、特にインターハイ、国民体育大会、全国中学選手権などに今年度出場したチーム・選手においては顕著な成績をおさめたように感じました。中高校生の中には全国上位に食い込む選手もあり、これからのボートシーズンにおいての活躍が期待されました。

このほか、小学生や大学生、社会人においても各カテゴリーにおいて果敢にチャレンジする姿も見えました。小学生は初めてボートに乗ってから、さほど月日が経過していない選手もいましたが、一漕一漕懸命に漕いでいる様子でした。

今回の参加者からは「分散開催によって普段のデータの測定と変わらない」という声、佐鳴湖会場、沼津会場など、いくつかのチームが合同になって測定した会場の参加者からは「普段とは違った緊張感が味わえた」という声、さらには「各チームのレベルが分かり今回の記録からさらに向上心が湧き、より強くなっていかなければならないと感じた」という声もありました。

今回の開催においてはコロナ禍での実施方法について模索を行ってきました。次年度は他県で行われたオンラインでの開催を検討するなど、この状況下でも楽しめる方法を考えていきたいと思います。

コロナが早く収まることを願うばかりです。
【静岡県ボート協会 藤田達広】

大会結果は次Web参照。
男子:https://www.jara.or.jp/mr/current/2022B_sizuoka_M.html
女子:https://www.jara.or.jp/mr/current/2022B_sizuoka_F.html