第35回全国インドアローイング関東ブロックA大会


2022(令和4)年も残すところ、あとわずかとなり、世間は季節のイベントに盛り上がりを見せる中、12月25日(日)に 埼玉県戸田市の戸田公園管理事務所で「第35回全国インドアローイング関東ブロックA大会」を開催しました。 当日は1000mと2000mの各種目に男女合わせて138人が参加し、熱気と興奮に包まれた会場で、多くの選手が自己ベストを更新しました(主管:関東漕艇学生連盟)。

第34回全国インドアローイング関東ブロックA大会
男子 2000m

新型コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催となった当大会。小学生からご年配の方、また未経験から日本代表経験のあるトップアスリートまで幅広いボート愛好者にご参加いただきました。 こうした方々への感染拡大を防止するために、競技用エルゴメーターの設置間隔や、会場内の換気・消毒に配慮をしました。

第34回全国インドアローイング関東ブロックA大会
男子 1000m

「来春に控える対校戦に向けて、すでに部内での選考が始まっている。ここで自己ベストを更新することでほかの部員に差をつけ、自分の希望する種目に出るための足掛かりにしたい」といった選手、「この大会が年内最後の練習となる。2022(令和4)年の継続した練習の成果を発揮するとともに、2023(令和5)年に良いスタートを切るためのモチベーションとなるような納得のいくタイムを出したい」と意気込む選手がいました。

第34回全国インドアローイング関東ブロックA大会
女子 1000m

9月の全日本大学選手権大会(インカレ)が終わり、ボート界は冬のオフシーズンを迎えています。大会が少なく、自らと向き合う時間が多く与えられるこの期間は、特にボート競技に取り組む学生にとってパフォーマンスの基礎を固められる大切な期間。冬の過ごし方が来シーズンの競技成績に大きく関わってくるため、参加した選手からは相当な気合を感じました。鋭い緊張感と静けさの中、一斉にスタートするその光景は毎度圧巻で、ラストが近付くにつれて応援は熱気を増し、フィニッシュ後に床へ倒れ込む選手も見えました。

多くの選手が自己ベストを更新する中、思うようなタイムが出ない選手もいたと思います。例えそうであったとしても、ほとんどの選手が今持てる力を最大限発揮することができたのではないかと感じました。

第34回全国インドアローイング関東ブロックA大会
男子 2000m

日本のボート界が年々競技レベルを向上できるように発展していくためには、一般の競技者の協力やボートに携わるさまざまな人々からの支援が欠かせません。

本大会が選手一人ひとりにとって競技と向き合う機会になったように、ボート競技に携わるひとりの人間として私自身も与えられた役割を全うし、自分にできることを探しながら、日本のボートを盛り上げていきたいと思います。
【関東漕艇学生連盟 加藤瑞葵】

大会結果は次Web参照。
男子:https://www.jara.or.jp/mr/2022/2022A_kantou_M.html
女子:https://www.jara.or.jp/mr/2022/2022A_kantou_F.html