第37回全日本中学選手権競漕大会


2017(平成29)年7月29日(土)と30日(日)の2日間、福井県久々子湖漕艇場で「第37回全日本中学選手権競漕大会」が行われました(主催:日本ボート協会、中日新聞社、全国中学校ボート連盟、「福井しあわせ元気」国体美浜町実行委員会)。

来年の2018「福井しあわせ元気」国体のプレ大会として全国から45団体216クルー541人の選手たちが福井県立久々子湖漕艇場に集まりました。 初日はやや強い逆風に吹かれたものの、最終日は絶好のコンディションでした。 会場では国体本番に向けてドローン空撮や名物"へしこ"のおもてなし料理などが見られ、地元の意気込みが感じられました。

◆女子

第37回全日本中学選手権競漕大会
レベルの高さが光った 岐阜ジュニアBC
第37回全日本中学選手権競漕大会
女子総合優勝の入野中

1xでは、ぎふジュニアBCの上野美歩が春の選抜大会に続いて力強い漕ぎでタイトルを獲得し、2位にも同クラブの安藤凜々が入りました。 「東京の次のオリンピック代表を出したい」と表明する横山厚監督(岐阜大OB)が率いる同クラブのレベルの高さが光りました。

2xは前半、ITAKO Rowing Academy(吉井結香・飛田晴香)が先行しましたが、 ラストスパートに自信のある米子漕艇クラブA(松原優香・中井風桜)が800m付近で逆転し、 半艇身差で嬉しい初優勝を勝ち取りました。 二人ともバドミントンなど他のクラブとの掛け持ちをしていることが後半のパワーアップに繋がっているのかも知れません。

4x+では予選、準決勝をトップタイムで勝ち上がった入野中Aが、 高校生と見間違うような無駄のない大きな漕ぎで5年ぶり4回目となる優勝を飾りました。

◆男子

第37回全日本中学選手権競漕大会
M2x 初優勝の 本荘南中A
第37回全日本中学選手権競漕大会
男子総合優勝の瀬田北中

1xはぎふジュニアBC・柘植充が春の選抜との2冠を達成。パワフルな漕ぎで阿賀町ジュニアBC・長谷川直樹の追漕を振り切り、同クラブ男女アベック優勝をアピールしていました。

2xでは本荘南中A(山田雄恒・細矢遥斗)が前半から抜け出し、相手を見ながらの余裕の漕ぎで初優勝。

4x+は潮来第一中と日の出中の混成となる潮来選抜が2位以下を大きく引き離して堂々の連覇を達成しました。 2年後の茨城国体に向けて強化が順調に進んでいるようです。
【東海リポーター 酒井康行】

レース結果は次Web参照。
全国中学校ボート連盟:http://juniorhighrow.web.fc2.com/

レース動画は次Web参照。
提供:aomonoya:https://youtu.be/pFBGlzj6WVc

第37回全日本中学選手権競漕大会