新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部創部50周年記念式典


八幡製鐵所ボート部は2016(平成28)年4月に創部50周年を迎え、5月22日(日)に福岡県北九州市の大谷会館で記念式典を催しました(主催:新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部)。

新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部創部50周年記念式典

旧交温めた50周年式典・祝賀会

式典には、八幡製鐵所、福岡県ボート協会・澁谷吉彦会長(日本大OB)、元安川電機・松野範衛さん(名古屋工業大OB)、 そして我々の最大のライバルだった三菱化学黒崎事業所・江藤俊郎さん(当時。現・三菱グループの新菱社長)などの来賓を含む約50人が出席しました。

今回を機に「50周年記念誌」を発行しました。また各地のOBから約120万円の寄付金が集められ、OB代表の森下一乗さん(一橋大OB)から現役部員へ活動支援として贈呈しました。 祝宴はこれまでの半世紀を振り返り、これからの半世紀を期待して、現役ボート部とOBの活動がますます活発になるよう決意を新たにしてお開きとなりました。


河内貯水池での久方の乗艇会

新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部創部50周年記念式典
天候に恵まれた河内貯水池での乗艇会

式典当日の午前中、河内貯水池にボート部OBが集まって乗艇を楽しみました。この50周年に合わせて増強された浮桟橋が披露されました。この整備によって、毎年行われる県民レガッタや国体予選に際しての安全対策が大きく進展しました。


紫川での「親善レガッタ」

新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部創部50周年記念式典
福岡県ボート協会・澁谷会長のご尽力で実現したエイトレース。

新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部創部50周年記念式典
エイトレース後に全員で(前列中央は福岡県ボート協会・村上豊元会長)

式典の前日に北九州市を流れる紫川で、八幡製鉄所ボート部OBと東京・千葉県君津ボート部OBとの「親善レガッタ(500mエイト)」を行いました。


創部経緯

1966(昭和41)年、太田博万氏(東京大OB)の発起でボート同好会として75人の陣容でスタートし、 八幡製鐵所の用水貯水池である河内貯水池(福岡県北九州市)にナックルフォア艇が初めて浮かびました。 それまでの約15年に渡る諸先輩のボート部創設に向けた努力が実を結んだ瞬間でした。 八幡製鐵所ボート部は「製鐵所の従業員3万5000人の健全な社会生活を築き上げる一助にしたい。それには究極の団体スポーツとしてのボート競技が一番」との思いがありました。

活動目標だった国体福岡県代表の座は努力の甲斐あって創部7年目に勝ち取りました。 また1968(昭和43)年から展開した所内レガッタは徐々に各職場へ浸透し、ついにはレガッタを挙行する掛内、課・工場内、部も出現。 ピークには各職場の生え抜きクルーが130チームも参加する大々的な「所内最大イベント」になっていました。 1986(昭和61)年に、時代の流れもあって所内レガッタは中断したが、ボート部は活動を継続し、国体などの出場権を得ています。

特に三菱化学黒崎事業所との交流は厚く、双方のOBは今日までの約40年間、合同初漕ぎ会と真夏の懇親会を継続しています。 そうした関係があったからか、ここ三代)の日本ボート協会理事長を輩出しています(現・平岡英介理事、舘次郎顧問、木村新理事長)。

【新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部OB・大隅多一郎】

新日鐵住金 八幡製鐵所ボート部創部50周年記念式典
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