「日本のメダル獲得」のために(1)


ギザビエ•ドルフマン氏が目指す代表チームとは

「日本のメダル獲得」のために ― National Sports Director ギザビエ•ドルフマン氏が目指す代表チームとは ―

日本ボート協会は2017年新シーズン、ギザビエ•ドルフマン氏をNational Sports Director(Rowing)として日本代表チームを率いる体制を発表した。従来日本代表強化の現場にはなかった新しいポジションである。国内全体の競技力向上に向けて大きな共通の枠組みを作ることを主な役目とし、具体的には国内共通の強化基本プログラムの作成、ジュニアからシニアまでの各カテゴリへの同プログラムの展開で、全体の競技力向上を図る構想を描く。

2000年シドニー五輪、軽量級舵手なしフォア金メダリストでもあるギザビエ ドルフマンNational Sports Directorと、シドニー五輪からロンドン五輪まで過去4大会、オリンピックに参戦した日本の軽量級女子の第一人者である岩本亜希子氏が、アスリート委員会を代表して、この冬初めて行われた代表冬合宿、今後の代表チームの体制、そして女子スポーツまで多岐にわたる対談を行った。【日本ボート協会アスリート委員会】



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岩本:これは私の地元、長野のお菓子です。長野での日本代表のスキー合宿はいかがでしたか?

ギザビエ:(日本語で)どうもありがとうございます。
今回の合宿は自分の期待していた通りの結果が得られた素晴らしい合宿でした。特に女子選手にとっては、スキー合宿というのは初めての活動だったので、期待値も高かったのですが、満足のいく結果が得られたと思います。
岩本:スキーのどんなところがボートによいのでしょうか。

ギザビエ:合宿で全く異なるスポーツを行うというのは、たくさんの異なる目的があり、こういった合宿の利点でもあります。第一の目的としてあげられるのが、選手たちに普段の行動様式、習慣の枠から出るように働きかけることです。スキーとボートには多くの共通点があり、「身体全体の筋肉を使うこと」、「滑るという感覚(スキーは雪の上、ボートは水の上)」「バランスを保つ」等があげられます。スキーでもボートと同じように、脚、背中、腕の身体全体の統制(コーディネーション)、そして、持続力(エンデュランス)が重要です。
そして、スポーツとしての目的とは異なりますが、第一の目的の補完として、ナショナルチーム内で「チーム•スピリット」を作る必要がありました。長野という場所で、戸田から離れ、普段の所属チームから離れ、普段とは異なる空間の中で過ごすことで、お互いを発見し、チームとしての一体感を高めるのに、こういった合宿は有効です。

岩本:SNSなどに写真があがっていました。ほかに誕生日の選手をお祝いする写真があがっているのを見て雰囲気がよいのだなと思いました。けがはありませんでしたか?

ギザビエ:スキーで手首や指をねんざした選手はいましたが、特に大きなけがはありませんでした。

岩本:スキーはヨーロッパではメジャーなトレーニング方法ですよね。

ギザビエ:多くのボートのナショナルチームやクラブが冬季にスキー合宿を行っています。「切り替え」が大事です。年中ボートに乗って、毎日毎日何キロメートルも練習するより、いつもの練習から完全に離れ、頭を切り替えることは、精神的にもプラスです。そして、ボートの練習に戻ったときに、フレッシュで、新しい感覚で臨むことができます。

岩本:帰ってきた選手たちから大変だったけど面白かったという感想が届いています。

ギザビエ:数ある合宿の中でも大変な合宿だったと思います。

◆女子選手の指導について

岩本:女子選手の指導について聞きます。男子選手と女子選手一緒にトレーニングしていますが、指導の方法に違いはありますか?

ギザビエ:原則として、男子選手と女子選手の指導法に違いはほぼありません。というのも、パフォーマンスの要因については、男子と女子に違いはありませんので、より良いパフォーマンスを出せるようにするための指導方法は同様です。
ただし、アスリートは各々違います。指導者としてのキャリアを通じて、フランスでも女子選手を数多く指導してきましたが、男子選手・女子選手といった違いよりも、女子選手間での違いは大きく、それぞれの選手のことをよく理解して、それぞれに合った指導法をしていくべきだと考えています。

◆日本とフランス選手の違いについて

岩本:フランスで教えてきたフランス人選手と日本の色々な選手と大きな違いを感じることはありますか?

ギザビエ:文化の違いが大きいですね。歴史の違いもあります。また、身体的には、日本の選手は下半身が比較的鍛えられていますが、上半身、特に腕はあまり強くありません。
日本の選手のことを知れば知るほど、日本の選手にポテンシャルがあることを実感しており、この先、より良い結果が出せる可能性があると信じています。そのためにも、パフォーマンスを出すことのできるチーム作りが大切だと考えています。

岩本:私が世界に初めて行ったときに身長はそれほど変わらないのにスタイルの違いをコンプレックスに感じました。もっている手足の長さの違いはボートのパフォーマンスに影響すると考えますか?

ギザビエ:確かに、手足が長いというのは、ボート競技上、漕ぐという動作では有利に働くというのは事実ですが、個人のパフォーマンスというのは複雑な要素から構成されており、必ずしも手足の長さだけからくるものではありません。日本の選手の体が小さいというのは事実ですが、多くのスポーツにおいて、日本選手の競技への姿勢は、大きな力、武器となり、実際、結果にもつながっています。
他の国でもそうですが、フランスを例に挙げれば、必ずしも、背の一番高い選手や手足が長い選手が一番良い選手とは限らないですし、オリンピックや世界大会で表彰台にのぼっている選手をみれば分かる通り、もちろん大きな選手もいますが、小さな選手もたくさんいます。日本の選手の身体がハンディキャップになるとは考えていません。

岩本:ありがとうございます。否定してもらおうと思って質問しました(笑)。

◆日本とフランスの指導方法の違いについて

ギザビエ:日本の選手について身体的能力の面では、17~21歳の選手に高いポテンシャルを感じています。その年代の人だけを比べると、フランスの選手よりも日本の選手の方が、ポテンシャルは高いと言えるかもしれません。

しかしながら、フランスでは、ボート競技を始めてから、25歳、27歳、30歳に、ハイレベルの選手になるまで、アスリートがステップアップできるようサポートするシステムが確立していますが、日本にはそういったシステムはありません。

岩本:確かにU23の世界選手権などでは日本の選手もファイナルに行ったり、メダルを取ったりしているので、ギザビエさんが言っていることは納得できます。23歳以上の選手が結果を出せないというのは、日本の選手が23歳以上から継続的に練習できていないからと考えていますか。

ギザビエ:理由の一つとして挙げられるのは、昨年、来日して、日本の選手の練習を見たときに、そのトレーニング方法に疑問を持ちました。年齢ごとにステップアップできるようなトレーニングではなく、手っ取り早く強くなれるかもしれませんが、一定のレベルまでが限界で、ハイレベルの選手になりにくいトレーニング方法だと思いました。
ハイレベルの選手になるためには、多くの年数がかかり、特別な練習が必要です。日本ではそういったトレーニングはされていませんでした。そのために、トレーニング方法に大きな変革が必要なのです。

岩本:以前、ギザビエさんが動画などでおっしゃっていた日本が一丸となって同じトレーニング方法を導入し、日本が一丸となって強くなると言っていた真理はそこにあるという理解でよろしいでしょうか。

ギザビエ:日本全体に同じトレーニング方法を導入させるということが、まさに、私の挑戦であり、日本ボート界にプラスとなるという信念に基づいています。現在進行形ですが、皆が協力して同じ方向に力を向けられるよう、変革しています。私が着任してから、皆さんの協力のもとに、多くのことを変えることができました。私のことを信頼して、協力していただいてくださるクラブ、コーチ、マネジメント、そして、選手の皆さんに、この場をお借りして、厚くお礼を申しあげます。引き続き、なぜこういったトレーニングが必要なのか、全ての方々に納得していただくよう説明し、お話ししていく所存です。

◆大切なのはコミュニケーション

岩本:以前、ギザビエさんが動画などでおっしゃっていた日本が一丸となって同じトレーニング方法を導入し、日本が一丸となって強くなると言っていた真理について教えてください。

ギザビエ:日本全体に同じトレーニング方法を導入させるということが、まさに、私の挑戦であり、日本ボート界にプラスとなるという信念に基づいています。現在進行形ですが、皆が協力して同じ方向に力を向けられるよう、変革しています。私が着任してから、皆さんの協力のもとに、多くのことを変えることができました。私のことを信頼して、協力していただいてくださるクラブ、コーチ、マネジメント、そして、選手の皆さんに、この場をお借りして、厚くお礼を申し上げます。
引き続き、なぜこういったトレーニングが必要なのか、全ての方々に納得していただくよう説明し、コミュニケーションしていく所存です。コーチの皆さんに理解していただきたいのは、選手たちはナショナルチームで365日を過ごすわけではありません。150日、多くても200日でしょう。残りの100~150日はクラブチームの中で練習します。選手たちがナショナルチームと同じ練習をクラブチームでも続けることができないと、ハイレベルの選手を育成することはできません。

岩本:私もナショナルチームと所属チームとのはざまに選手がはさまれて苦しむ選手をみてきたことがあるので、是非そこは解決できるといいなと思うのと同時に結構根深い問題だなと思うので、やはり意識改革をしないといけないなと、選手の頃から感じています。

ギザビエ:大切なのは、コミュニケーションです。クラブのコーチの方々とミーティングをさせていただく機会を数多くもたせていただきました。ミーティングに参加していただいたコーチの方々に、私の提案するトレーニング方法を理解していた上で、そのトレーニングを取り入れたいと納得していただけたときには、私たちは同じ、正しい方向に進んでいるという実感が得られました。
一方で、異なる意見をお持ちのコーチの方々もいらっしゃるので、逆に私から質問をしたいのですが、もしかすると、信頼できる関係を築きあげるまでに至っていないせいなのかもしれませんし、それぞれのコーチの目指すところも違うかもしれません。
ただ、お願いしたいのは、短期的な目標、直接的な利点には違いがあるかもしれませんが、国内のレベルにとどまらず、世界レベルの視野に立って、長期的に考えていただければ、より良い結果を、より大きな利益を、日本のボート界全体にもたらすということを、理解していただけると思います。ハイレベルのアスリートというのは、ウィンドウです。将来、日本から世界レベルのチャンピオンが輩出されたときのことを想像してみてください。その選手は日本のボート界の発展に大きく貢献することができるでしょう。そして、その選手を育成することのできたコーチも同様です。足元の目標にとらわれず、より高い視点で考えていただきたいのです。

岩本:日本にはサクセスモデルがないのでよけいに難しいものがあると思いますが、そこを打ち破らないといけないですね。

◆コーチと選手のコミュニケーションについて

岩本:コーチとコーチの話を聞かせていただきましたが、コーチと選手について伺います。コーチと選手間でもめたり、意見の食い違いがあったときにどのように解決してきましたか、またどのように解決していきますか?

ギザビエ:コーチ同士、コーチと選手、選手同士、人間ですから、チームのパフォーマンスや活動に対して、意見が異なることは当然ありますが、常に大切なのはコミュニケーションです。それぞれ、何が問題になのか、不都合なのか、自分の意見や、感情を伝えることのできるようにすることです。コミュニケーションなしに解決することはできません。

岩本:選手とコーチであれば1対1かもしれないが、例えばダブルスカルの場合、1人のコーチに対して選手が2人いて関係が三角形のようになる場合があり、複雑だと思うのですが、常にニュートラルな立ち位置ですか?それとも場合によってはどちらかについたりしますか?

ギザビエ:その場合は2段階のコミュニケーションになります。まず、コーチはそれぞれの選手と一対一で話し合い、その場での会話はコーチと選手の間でのみ保持されます。その後、コーチとして、チームとしての結論を出させるように、3人での話し合いの場を持ちます。個人としてのコミュニケーション、チームとしてのコミュニケーション、2段階のコミュニケーションが必要になります。
指導者として重要なのは規則、規律をきちんと定義することと考えています。何が良くて、何が悪いのか。選手たちが、自分が規律内なのか、規律外のことをしてしまっているのか、認識できるようにすることです。そして指導者として当然ですが、自分自身その規律に従うことも重要です。

岩本:なるほど。ナショナルチームではパフォーマンスが高ければゆるされるところがあると自分がナショナルチームにいて感じていました。規律や厳しさというものは、どちらかというと学校などのクラブの方が強くて、ナショナルチームではパフォーマンスさえ出せばよいというイメージですが、ギザビエさんが考えるのは、やはりナショナルチームもしっかりしっかり規律をもって、パフォーマンスがたとえ高かったとしても、その規律に外れる選手がいたら、それは選考にも影響してくるというようなことになるのでしょうか。

ギザビエ:もちろんです。選手の選考において重要と考えています。規則、規律を守ることが(リスペクト)できるということは、チームや仲間を大切にすることが(リスペクト)でき、自分自身も大事に(リスペクト)するということにつながるからです。ただ、ご存知のとおり、日本のボート界に多くの変革をもたらそうとしています。自分の求めている「変革」が、明らかに必要と思われても、全ての選手やコーチに理解されているわけではありません。そういった状況の中、フレキシブルになり過ぎないように気を付けながらも、ある程度柔軟に対応して、限界を見極め、日本のチームに合った規則、規律を定義するという難しい作業の最中です。

◆女子アスリートの抱える悩みについて

岩本:では、話を変えて、女子のアスリートが抱えるひとつの悩みについて。日本ではプライベートと競技の両立、日焼けで化粧が似合わないとか、肩幅が大きくなって服が入らないなど悩みを抱えたりします。フランスのトップの女子選手からそのような悩みを聞いたことはありますか?

ギザビエ:世界中の女子選手が抱えている悩みだと思います。実際、多くの女子選手が、ボートをするとお尻が大きくなってしまうと言っているのを聞いたことがありますが、そう言う選手たちは、練習の後にハンバーガー•ショップ等に行って、食事にあまり気を使っていないようですので、ボートのせいなのか、食事のせいなのか・・・個人的には、後者でないかと思っています。ボートを理由にしたいのかもしれませんが(笑)。
ボートは、持続力(エンデュランス)の競技ですので、筋肉の量(ボリューム)ではなく、持続力(エンデュランス)に耐えうる筋肉が必要なのです。表彰台に上っている女子選手を見ても、美しい女性ばかりです。コンプレックスを持つことはありません。
私の妻もハイレベルのボート選手で、世界大会で表彰台に4回も上りました。現在は家庭で幸せにすごしています。もちろん、個人の選択はしていかなくてはいけないとは思いますが、ボートが体形悪化の原因になっているとは思いません。私の隣にいらっしゃる岩本さんが良い例です。こんなに素晴らしい女性が、4回もオリンピックに参加されたのですから!

岩本:あー、ありがとうございます。でも常々、男子は練習すればするほどかっこよくなっていくのに女子選手は練習すればするほど縁遠くなるずるさを感じています(笑)
では、話を変えて。

◆スイープ選手とスカル選手の違いについて

岩本:スイープ選手とスカル選手のメンタル構造の違いについて。スイープ選手はオールが1本、一人では艇をすすめられないこともあり、一緒に艇をすすめるというか、チーム感をすごく持っている気がするが、スカル選手は一人で艇をすすめられる、下手をすると二人になる方が進まないといった感じでスカル選手は個が強い、主張が強いと思います。スカル選手の方がぶつかることが多いのではないかと思います。

ギザビエ:基本的には私も同じように感じていますが、大変興味深く、そして、奥深いのは、個人としての反応の違いという点です。私たちはそれぞれ違います。普段の生活の中でも、1人で決断し、行動することを好む人や、たくさんの人に囲まれ、相談して、お互いに助け合うことを好む人など、それぞれ違います。
指導者としての役割は、選手たちのプロフィールの違いを理解し、方向を示し、付き添い、良いバランスを見つけることです。例えば、個人で行動することを好む人は、なるべく1人にならないように、グループで行動させるようにします。他の人たちとコンタクトすることにより、影響を受け、成長できるからです。また、反対に、団体行動を好む人には、なるべく個人で行動させ、1人で決断できるように励まします。

岩本:ナショナルチームの女子選手というのは、大抵それぞれのクラブチームのトップ選手ですので、ナショナルチームはクイーン(女王)がたくさんいる、と、いう感じです。これからそれぞれの個性がぶつかってしまうこともあるかと思いますが、それを1つのチームにするというのはどういった作業になるのでしょうか?

ギザビエ:一緒に時間を過ごすことです。お互いを発見して、よく知り合うことです。トップ·アスリートというのは普通の人とは違います。それぞれに何か特別な何かを持っていて、弛まず努力しています。こういった特別な人たちを一緒にすると、バランスは自然に生まれます。ただ、そのためには、明確な規律が欠かせません。先ほども申し上げましたが、皆がこの規律に従って(リスペクトし)、行動することで、それぞれが適所を見つけられ、パフォーマンスの出せるチームが確立できるのです。

◆ボート競技とは

岩本:最後の質問です。ボートを長く続けてきて、そこから得ることのできたこと、これからも大事にしていきたいことを教えてください。

ギザビエ:ボートを続けてきて、本当に多くのことを得ることができました。特に、自らが望んだだけではたどり着けないオリンピックに出場する機会を得ることができたことです。4位で終わってしまった選手も、1位、2、3位の選手にもほぼ違いはありません。
るまでの練習量、努力、ボートに対する愛情、人生の選択は同じです。もちろん、オリンピックで金メダルをいただけたことは大変光栄なことですが、大切なのは結果ではなく、そこに至るまでの冒険なのです。15年間の選手生活の中で、大会に出場するたびに、自分の足りないところを見つけ、細かい点でも修正し、少しでも強くなれるように努力してきました。
ボート競技というのは、社会的にも、教育的にも素晴らしいツールになり得ます。自分自身を成長させることできる強い武器なのです。競技を続けていくと、他の選手と競い合っているのではなく、自分自身との戦いだと気が付くはずです。そして、常にベストであろうと努力します。そういった経験は、人生に多くのものをもたらします。この価値をみなさんにお伝えしていきたいと思っています。

岩本:今のお答えに、私も大変共感する部分がありますが、私もオリンピックで結果を残してから、結果は問題ではない!と、言いたかったです。これから、ギザビエさんの育てた選手たちに結果を残してもらって、「問題は結果ではなく過程だ!」と、言ってもらいたいと思っています。

ギザビエ:そのためにベストを尽くします!

「日本のメダル獲得」のために ― National Sports Director ギザビエ•ドルフマン氏が目指す代表チームとは ―

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アスリート委員会とは
2016年4月に日本ボート協会内に設立されました。アスリートの声を汲み上げ、組織の意思決定に反映できる仕組みの構築とアスリートとの対話による意思疎通が行われる環境を整えることをめざす目的で日本ボート協会、強化本部のもとに設置。幅広く意見を集約するため、アスリートとコミュニケーションをとるネットワークを確立することを目標に、「世界をめざすアスリート」に向けて役立つ情報をお届けします。